10/17/2020 …… symptoms / signs
「性的虐待」初の実態調査 厚労省、全国220の児相対象に
〔『東京新聞』Web版:共同通信〕
厚労省は、昨年1月、千葉県野田市の栗原心愛さんが父親の虐待により死亡した事件を契機に、児童相談所に通告があった心理的、身体的虐待のうち、のちに性的虐待も明らかになった事例の実態調査を始めた。児童の性被害のうちとくに潜在化しやすい家庭の事案について、迅速な対応に繋げるねらい。
【所感】共同通信配信の記事ゆえに仕方ないのだが、これだけ緊急かつ重要な問題であるのにどの新聞社も判で押したようで、独自の取材や調査を加えたものが一切みえないのには呆れる。度重なる事件の原因のひとつが、児童相談所の人員不足や権限、警察との連携などにあることは自明だが、それらにも言及し分析する調査なのか。それとも、児童相談所に蓄積されたデータを収集するに過ぎないのか。COVID-19 感染拡大下では、〈home〉が必ずしも安全で心安まる場所ではなく、むしろ複雑に分断された不安定な空間であることが暴露されたが、かかる前提に立った枠組みが望まれる。しかし、難しいのは、同時にそれがプライバシーを著しく侵害するものであってはならない点だろう。救いを求める手が伸ばされたとき、必ず掴んで放さない。その点の遵守されることが、まず一番に大切であるに違いない。(北條)

