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「都会の楽園」のはずが…緑あふれる集合住宅、蚊の来襲でほぼ無人に 中国

09/15/2020 …… symptoms / signs

「都会の楽園」のはずが…緑あふれる集合住宅、蚊の来襲でほぼ無人に 中国

AFP通信

中国四川省成都市で、「階層的な森林」での暮らしを提案する実験的な集合住宅が、その8割を植物に覆われ、廃墟のような様相を呈している。4月には全826室への入居が決まっていたが、その後蚊の発生により10世帯を残しみな退去、手入れされた庭のあるはずのベランダは、植物に侵略されている。


【所感】記事にも、「世界滅亡後を描く映画のセットのようになってしまった」とあるが、まさに、人間の浅はかな企図を野生が呑み込んでしまった事象として、視覚的にも分かりやすい。一方で、現代は〈人新世〉と呼ばれ、長大な地球の歴史のなかで、人間がそれに与える影響が最も甚大な地質年代と考えられているが、かかる人間の暴力は、いずれの場合も一種の滅亡をもたらす。しかしそれが、人間のみに終わるか、あるいは複数の生物種を巻き込み、地球全体に及ぶものになるかが注視されている。(北條)

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