11/18/2020 …… symptoms / signs
県内で梅毒感染者急増、人口100万人当たりで全国最多に
〔『秋田魁新報』Web版〕
秋田で梅毒感染者が急増、国立感染症研究所がまとめた今年第3四半期の人口100万人当たり感染者数は、全国で最多となった。2017年まで10人以下で推移していたものが、18年に16人、19年に28人と一気に増えたという。性風俗関係の従事者、利用者からの感染拡大が想定、県では早期の検査を呼びかけている。
【所感】今回のCOVID-19感染拡大では、いわゆるセックス・ワーカーの置かれた苛酷な労働情況に注目が集まるとともに、一方で彼らが感染拡大の元凶として槍玉に挙げられ、世間の非難を浴びた。安易な想定は慎まねばならないが、2019年の急激な増加にどのような理由があるのか、秋田における何らかの特殊事情が隠れているのか、しっかり検証されるべきだろう。病気の性質上やはりプライバシーに大きく関わる問題で、その侵害は厳に避けねばならないが、一方で感染拡大の経緯については、詳しい追跡調査が望まれる。それが、セックス・ワーク従事者の、身体的安全にも繋がるはずである。(北條)