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秋田美人は誇り?男目線?さまざまな意見続々 読者の反響編

02/09/2021 …… symptoms / signs

秋田美人は誇り?男目線?さまざまな意見続々
読者の反響編

『秋田魁新報』Web版
投稿に端を発した「秋田美人、もうやめない?」との問いかけに対する、読者の反応を掲載。「ルッキズムに基づく」「行政が利用するのは間違」といった批判の一方で、「誇りである」との発言も。もともとは秋田市の花街:紅灯火街の川反芸者を指す言葉が、鉄道の開通で全国拡大したとの説も紹介。


【所感】地域に受け継がれてきた〈伝統〉が、必ずしもよいものとは限らない。また、現代におけるその利用の仕方が、さまざまな問題を孕む場合もある。単に中央の目線を投映するのではなく、地域の人びとが独自の視点で、その文化のありようを検証してゆくことが大切なのだろう。また、その手助けをすることこそ、地域のメディアの重要な役割、責任でもある。これを機会に、秋田の花街、そのなかに生きた人びとの歴史を、きちんと掘り起こすことも必要かもしれない。(北條)

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