11/20/2020 …… symptoms ／ signs
関西大学コロナ関係資料オンライン共同収集企画
「第２回アーカイバソン」の開催のお知らせ
〔関西大学アジア・オープン・リサーチセンター：イベント〕
関西大学デジタル・アーカイブANNEXでは、大学関係者にCOVID-19感染拡大下の記録を収集する取り組みを続けているが、このほどその範囲を学外にも拡大し、社会全体にコロナ関係資料を保存する意識を喚起する目的で、アーカイブズ＋マラソン＝アーカイバソンを実施することになった。パブリック・ヒストリーの面でも重要な試み。
【所感】関西大学ANNEXの試みは、近日発売の歴史学研究会編『コロナの時代の歴史学』に寄稿した拙稿でも触れた。かかる収集の取り組みは、a）一般の注意喚起が捗らない、b）日常のかけがえのなさに落着する常套的語りに終始する可能性、c）収集したものをいかに活用するか、といった問題がつきまとう。上記はそれら難問に応えようとする取り組みであり、収集した情報の可視化も念頭に置いているという。関係者のアーキビストとしての責任感の高さ、そして現状を何とかしようとする苦労が想像される。（北條）
